動物のからだの毛や爪に含まれているケラチンというタンパク質を栄養源にしている動物たちがいます。そういった動物をケラトファジーと呼びます。
衣類の虫食いの原因となるカツオブシムシという昆虫はウールなどの繊維に含まれているケラチンを食べることで栄養をとっています。またこの虫は動物の標本の皮膚などを食べて被害を与えることもあります。
人間の皮膚片を食べるドクターフィッシュとして知られるガラ・ルファやシクリッドのように他の魚のウロコを食べる淡水魚もケラトファジーです。
いくつかのヘビの仲間は脱皮した自分の皮膚を食べることがあります。