2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

肉は少なめな動物たち

肉を食べる動物はその食事全体に占める肉の割合から3つに分類されることがあります。食事全体に占める肉の割合が7割以上のものをハイパーカーボニア、6割から4割くらいのものをメソカーボニア、そして3割以下のものをハイポカーボニアと呼びます。 ハイ…

超肉食な動物

他の動物の肉を食べて生きている動物たちのなかで7割以上の食べ物が肉食であるものをハイパーカーボニアと呼びます。 ライオンやフクロウ、ヘビやワシなどがハイパーカーボニアに当たる動物です。海のなかで生きる動物ではイルカやサメ、タコなどが含まれま…

食物連鎖の王者たち

地球の上で生きている動物たちは他の生き物を食べたり、反対に食べられたりする関係をもっています。このような関係は食物連鎖とも呼ばれお互いの生物の生息数や行動に影響を与えています。 食物連鎖のつながりのなかでほとんどの動物は他の動物から狙われる…

みんなで集まって守る

イワシやアジなどの海岸から離れたところに住む小さな魚は大きな体をもつ動物から攻撃を受けることがあります。海岸から離れたところにはサンゴ礁や岩場のような隠れる場所が少ないために小さな魚が攻撃を受けると逃げ場がありません。そんな時に小さな魚が…

水中で生きる動物の呼吸

動物が水のなかで呼吸することは陸の上とはいろいろな違いがあります。水のなかは陸上と比べて酸素が少ないためにより効率的に酸素を取り入れる必要があります。 多くのさかなはエラを使って周りの水のなかから酸素を取り出すことができます。しかしハイギョ…

半肉食の動物

キツネやテンなどは肉食でもあり植物も食べる雑食性の動物です。食べ物の6割ほどが動物などの肉でその他が植物の実や種、きのこなどを食べます。このような動物をメソカーニボアと呼びます。 これらの動物たちは肉を食べるのにも植物を食べるのにも適した歯…

掃除役のさかな

さかなの中には自分よりも大きな体のさかなの皮膚や体についた寄生虫などを食べるものがいます。このようなさかなはクリーナーフィッシュと呼ばれ多くが鮮やかな色をしています。 海の中に生きる魚たちの体にはいらなくなった皮膚やフナムシなどのちいさな生…

鱗(うろこ)を食べる魚

動物たちは栄養を得るためにじつにさまざまなものを食べます。魚の一部には他の魚の鱗を食べて栄養をとっているものたちがいます。 鱗を食べる行動は異なる種の魚の間でみられるのでそれぞれ独自に獲得してきた行動だと考えられています。 鱗を食べる魚の歯…

フィルターを使ってこし取る

動物の中には小さな生物を水と一緒に飲み込んでそれをフィルターの役割をするもので食べ物だけをこし取り食事を取るものがいます。 フィルターを使う動物の多くは海の中に住むオキアミやハマグリなどの貝類、ジンベイザメのような大型の魚です。陸上に住む動…

隠れて待つてそして攻撃

動物たちは食べ物を獲得するためにさまざまな戦略をとっています。獲物から見えないところに隠れて待ち伏せするのも効果的な戦略の一つです。 待ち伏せ攻撃は微生物から大きな動物まで多くの動物に見られる攻撃です。動物たちは目標とする生物に気づかれない…

獲物を素早く食べる

タツノオトシゴやヨウジウオなどは普通のときには動きが遅くゆったりとした様子ですが獲物を捕まえるときにはすばやい動きを見せます。 これはピボットフィーディングと呼ばれる食べ方で首の関節を起点にして獲物に向かって素早く頭を向けて吸い込んでしまう…

魚の群れに突進

海の中で生活している動物たちはさまざまな方法で食事をとっています。海の中は陸上に比べて獲物を捕まえにくく動物たちは食事にありつくために工夫をしています。 ヒゲクジラやマンタなどは食事をとるときに大きく口を開けて獲物の群れに突進して、周りの水…

翼の進化

空を飛んでいる動物たちがもつ翼がどのように進化してきたかはよくわかっていません。しかし多くの動物にとって翼をもつということは生きていくうえで有利に働いてきたと考えられます。 翼をもつ動物の祖先たちは翼を飛ぶという目的以外に使っていたと考えら…