空を飛ぶクモたち

空を飛ぶ動物の多くは翼を使って移動しています。しかし動物の中には少し変わった方法で空を移動する動物もいます。クモもそんな動物のひとつです。

 

小さなクモが卵からかえると高い場所を探し始めます。そして空中に向かって絹状の糸を吐きだします。その糸がパラシュートのように広がり風を受け止めるとクモの体は空へと舞いあがります。これはバルーニングと呼ばれたりカイティングと呼ばれる行動です。

 

この行動でどれくらい遠くへ飛べるかはおもにクモの体重やどれくらいの高度まで上がるかにより決まり、クモの移動距離は数メートルから数百キロメートルまでさまざまです。

 

バルーニングを行う事でクモはその生活範囲を飛躍的に広げることができると考えられています。